澤田秀雄の章

更新日:2015.10.13.

澤田秀雄の章旅行会社「HIS」の創業者である澤田秀雄は高校を卒業した後、ドイツのマインツ大学に留学します。
この留学中にアルバイトで稼いだお金でヨーロッパや中東、さらにアフリカなど世界50か国以上を旅行します。

澤田秀雄はこの時の経験から帰国後、1980年に格安航空券の販売を目的に新宿西口に旅行会社「株式会社インターナショナルツアーズ」をスタートさせます。
この当時ヨーロッパやアメリカなどでは格安航空券が販売されていましたが、日本ではまだ格安の航空券などない時代でした。

特に当時海外旅行はツアー旅行が一般的で、個人での海外旅行はごく少数でした。
日本の通貨である円も2012年に入り1ドルが80円前後で推移していますが、終戦直後の1945年9月には、1ドルが15円の時代があったことをご存知の方は少ないと思います。

その後の急速なインフレで1947年3月には1ドルが50円になり、さらに1948年7月には1ドルが270円になり、1949年からは1ドルが360円の固定になったのです。

澤田秀雄がアントレプレナーとして旅行会社を立ち上げた 1980年は1ドルが250円近くまでなりますが、その後は1ドルが200円から250円で推移しています。
「HIS」の成功は勿論社長だった澤田秀雄の手腕ですが、その時代の背景にはこの為替と変動と、個人の海外旅行ブームがありました。
それを表しているのが、「HIS」の最初のヒット商品である「インド自由旅行」です。
最初は「インド説明会」というネーミングだったのですが、「インド自由旅行」と変えヒットします。

まゆみ夫人と出会い結婚した澤田秀雄は、2010年4月には赤字続きだった長崎県のテーマパーク「ハウステンボス」の社長に就任し、わずか半年で黒字にします。