条件に固執した恋

うまくいかないのが恋

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更新日:2015.09.17.

条件に固執した恋男女の出会いが成就するのは稀である。
これだけたくさんの出会いがある中で、お互いが偶然好き同士になるという奇跡はそうそうあるものではない。
人は異性に求める条件がある。
その条件が揃っていないと、異性に惹かれたり、好きな気持ちを継続できない生き物なのだ。
人は誰でも、意識的にあるいは無意識的に、自分の物差しを使って目の前の異性が自分の条件に合っているかそうでないかを判断している。

私の周りに、確固たる条件をもって異性との出会いを探している人がいる。
弁護士じゃないとダメだという、職業至上主義の女性の話。
彼女は小さい頃から国家資格に憧れていた。
国家資格を持った医者や弁護士、公認会計士こそが自分にふさわしいと本気で信じているっぽかった。
これはある意味、親の教育の賜物で、小さい頃から一人娘として大事に育てられてきた彼女は、家柄や学歴や職業を重視して相手を選ぶようにと言われてきたのだ。

国家資格の中でも彼女は特に弁護士が気に入っていたようだ。
自身も一流大学の法学部に入学し、法律を学ぶ傍ら、弁護士になりそうな優良株を探していた。
しかし、当然そんな簡単な話ではない。
優良株として選ばれた彼も、在学中に受けた国家試験に失敗し、すっかりやる気をなくしてしまったのだ。
彼女は弁護士になる予定の彼と結婚も視野に入れていたので、彼の挫折は到底受け入れられるものではない。

そして次に出た行動がまたスゴイ。
弁護士になる見込みのなくなった彼とはすっぱりとお別れし、自らが弁護士になる!と志を立てたのだ。
社会人となっていた彼女は、仕事をしながらロースクールへ通うことになった。
努力家の彼女は、仕事もスクール通いも精力的にこなしていたが、そんな時突然に運命の出会いが訪れる。

これまで彼女の中にしっかりと根付いていた条件を あっさり覆してくれる男性との出会いだった。
国家資格を持たない彼だが、彼女の価値観を180度変えて、二人はめでたくゴールイン。
今ではかわいい子供にも恵まれて、幸せな結婚生活を送っている。