教えられない本当の理由

うまくいかないのが恋

  • 更新回数:9回
更新日:2015.09.11.

教えられない本当の理由失恋した時、自分の何がいけなかったのか・・・その原因が気になるものだ。
別れ話を切り出された時、「なんで?何がいけなかったの?」 と相手に問いかけたことがあると思う。

数ある別れの中でも、一番つらくて一番救いとなる別れがある。
それは「他に好きな人ができた」場合である。
知らないうちに好きな人ができていたなんて・・・
青天の霹靂とばかりにショックを受けるが、相手の気持ちが他の人に向いてしまったのではもう仕方がない、という気持になれれば救いがある。
もう一度自分に気持ちを向けようと努力する人もいるだろうし、自分も他にいい人を探そうと前に進む人もいるだろう。
いずれにしても別れの理由がはっきりしている分、次に進むための勇気が持てるのだ。

最もツライのは、失恋の明確な理由が分からないケースだ。
別れを切り出す場合、相手を傷つけないように別れたい本当の理由を隠す人がいる。
このやさしさが裏目に出て、相手を長く苦しめることになるのだ。

ある時、自分の旧友に友人を紹介する機会があり、その出会いがきっかけで友人同士が付き合うことになった。
二人は週末にデートを重ね、女性側からは「毎日幸せだよ」と順調なお付き合いの様子を聞いていた。
このままうまくいって結婚でもしてくれたらいいな、と思っていた矢先、彼が突然別れたいと彼女に別れ話を切り出したという。
彼女はパニックになった。
「私たちうまくいってると思ったのに・・・。
」 理由を聞いても、はっきりした答えが返ってこない。
ついに共通の友人である自分が彼に本当の理由を聞いてみることにした。

最初は言い出しにくそうだった彼も、ついに重たい口を開いた。
「体の相性が最悪なんだ」と。
彼女は確かに恋愛経験が少ない上、昔から下ネタが嫌いで、そういうことに嫌悪感を持っているタイプだった。
そんなベッドの上で全く動かない彼女に対して、さすがに気持も萎えてしまったという。
これが本当の理由。
しかし、いくら本当のこととはいえ、理由が理由だ。
友人とはいえ、こんな繊細な話を彼女に告げることはできない。
彼女は未だに別れの本当の理由を知らず、この失恋を引きずっている。
これがきっかけで新しい出会いにすっかり臆病になってしまった。
一日でも早くその傷が癒えて、素敵な出会いを掴んでほしいと願っている。